アフタースクールとは?学童保育との違いから開業・経営のメリット、注意点まで解説!
近年、米国で盛んなアフタースクールは、日本においても注目されています。地域の子どもたちの受け皿として機能しており、近年は英語教育を組み合わせる試みも行われています。
今回は、アフタースクールの定義や学童保育との違い、需要が高まる背景、アフタースクール開業のメリットと英語を組み合わせることで生み出される可能性、開業の注意点、成功させるポイントを解説します。
目次
アフタースクールとは?需要が高まる背景も解説!
アフタースクールとは、米国で盛んに行われている教育事業で、主に放課後の時間に子どもたちを集め、さまざまなプログラムやカリキュラムなどの学習の場を提供するスクールです。日本にもその波がやってきており、事業展開が進んでいます。
学童保育との違い
放課後の児童を対象とする施設といえば、日本には昔から「学童保育」が存在しました。今でも国や民間事業者が運営している施設が数多くあります。
この学童保育とアフタースクールとの違いは、「学習を積極的に指導するかどうか」にあります。アフタースクールは「スクール」であり、塾のような位置付けとなるため、「学びの場」としての意味合いが強いといえます。一方、学童保育はあくまでも「生活の場」の提供を目的としており、近年は学童保育においても学びを提供することもありますが、「生活の場」であることが大前提です。
アフタースクールの需要が高まっている背景
近年、アフタースクールの需要が高まっている背景として主に次の点が挙げられます。
- 共働き世帯の増加
- 児童を狙った犯罪の増加
- 児童の預かり場所の不足・学童の待機児童増加
- 学童保育と比べた学びの場としての優位性
共働き世帯が増える中、子どもを放課後に一人で家で留守番をさせるよりも、アフタースクールに通わせて、他の子どもたちとの交流や、学習をさせたいというニーズが出てきています。放課後の児童を狙った犯罪が増加していることも保護者としては心配要素となっており、アフタースクールの利用価値が生まれています。
また、学童保育が利用できない場合の代替策としてのアフタースクール利用も進んでいます。
さらに幼少期における早期からの教育や高度な教育を求める層が増えていることもあり、ただ単に預ける「学童保育」よりも、学びの場としてのアフタースクールに魅力を感じる保護者もいます。
これらの背景から、アフタースクール需要は今後も高まっていくと考えられます。
アフタースクール開業のメリット
アフタースクールを開業するメリットには、次の点が挙げられます。
学童保育の需要増
現在、学童保育の需要が高まっており、放課後の児童を預けられる数が限られています。国が管轄する「放課後児童クラブ」は2025年5月時点で登録児童数は約156万8千人、前年比約4.8万人増の状況です。また待機児童数は約1.7万人(※)となっています。
今後ますます学童保育の代替としてのアフタースクールの注目が高まっていくでしょう。その点では開業による成功の見込みがあります。
※出典:子ども家庭庁「令和7年度 放課後児童クラブの実施状況(速報値)」
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/69799c33-85cb-44f6-8c70-08ed3a292ab5/54c26b56/20250729_policies_kosodateshien_houkago-jidou_66.pdf
地域の子どもの受け皿となる
アフタースクールは学童の側面もあるため、地域で困っている子どもや保護者の受け皿となり得ます。社会貢献事業としてのやりがいも得られます。
「英語×アフタースクール」の可能性
アフタースクールは需要が高まっている反面、すでに市場に多数存在しており、開業するにあたっては何らかの差別化要素が求められます。
そこで注目なのが、英語教育を組み合わせることです。
近年は、小学校での英語必修化などを背景に「英語学童」が注目を集めており、市場も拡大しているといわれています。
※出典:株式会社矢野経済研究所「英語学童サービスの現状と可能性」
https://www.yano.co.jp/opinion/241001.html
アフタースクールに英語教室を別途併設するなどすれば、より保護者の興味関心を集められるでしょう。
アフタースクール開業の注意点
一方で、アフタースクールを開業する際には、注意点もあります。例えば次の点に注意することで、失敗を防げるでしょう。
質の高い講師とプログラムの維持が困難
預かり機能に加え、英語やプログラミング等の専門的な学習プログラムを提供する必要があるため、質の高い講師の確保やカリキュラム開発・維持のコストが、独立開業では大きな負担となります。
集客力・差別化が求められる
大手学習塾が競合に存在することから、集客力や差別化要素は欠かせません。戦略的に実施することなくして成功は遠いでしょう。
アフタースクール経営を成功させるポイント
アフタースクール経営を成功させるポイントをご紹介します。
フランチャイズに加盟する
アフタースクールにはフランチャイズが存在します。フランチャイズとは、加盟料やロイヤリティを定期的に支払うことでブランドの看板を借りながら、ノウハウの提供を得て店舗や施設を運営できるビジネスモデルです。アフタースクールのフランチャイズに加盟することで、スピーディーな立ち上げと収益化を見込めます。
英語学童など差別化戦略を立てて進める
差別化戦略を立案しましょう。ブランドの知名度を上げる仕組み作りはもちろんのこと、アフタースクールに英会話教室などを併設するといったように、何らかの付加価値を付けて、競合にはない魅力的な要素を用意しましょう。
生徒や保護者の信頼と満足度を高める
アフタースクールは、利用する生徒やその保護者との信頼関係を築くことで、より満足度が高まり、良質な口コミを生むでしょう。定期的な対話の機会を設ける、メールやLINEなどでつながりを作るなど安心して保護者が子どもを預けられる仕組み作りを心がけましょう。
長期的な収益計画を立てておく
独立開業の場合は特に、アフタースクール開業後、経営的に厳しい状況が続き、収益につながらないことも多いです。フランチャイズを利用すれば、より早期に収益につながる見込みがありますが、その場合でも短期での収益化を過度に期待するのは避けるほうが賢明でしょう。万全の資金準備が功を奏します。
ECCジュニアで「本格的な英語教育」に「預かり」という付加価値を
アフタースクール事業を成功させるには、他にはない専門性と、保護者が納得する質の高い教育プログラムが不可欠です。ECCジュニアは、60年以上の歴史で培われた本格的な英語教育を事業の核としながら、放課後の「預かり」サービスと一体化させ、質の高い「学び」と働く保護者の「利便性」を両立する、そんな新しいフランチャイズの形を提案します。
説明会に参加する「英語が学べる」が保護者から選ばれる理由になる
共働き世帯の増加を背景に、子どもたちの放課後を有意義な時間にしてほしいというニーズは年々高まっています。ECCジュニアのアフタースクールは、安心・安全な預かり環境はもちろんのこと、質の高い英語レッスンを提供。これにより、「アフタースクール」を探している層と、「英語教室」を探している層の両方にアプローチが可能となり、盤石な生徒募集を実現します。
ECCジュニアアフタースクールの特長
ECCジュニアアフタースクールには、次のような特長があります。
ブランド力とアフタースクールの付加価値で差別化
ECCジュニアの長年の実績で培ってきたブランド力と、アフタースクールと併用型の付加価値により、他社と差別化できファンを獲得できます。
充実のサポートとパッケージ提供で初めてでも安心
本部による手厚いサポートと開講に必要なカリキュラムやノウハウの提供、講師研修などがパッケージ化されているため、初めてでも安心して始めやすくなっています。
安定した収益が見込める
創業以来のノウハウや企業ブランドを活かした安定した経営基盤を背景とした本部からのサポートにより、安定的な収益が見込めます。
詳細は下記のサービスページをご覧ください。
ECCジュニアアフタースクールまとめ
今回は、学童保育とは異なる「学びの場」としてのアフタースクールについて、その需要や経営を成功させるポイントを解説しました。成功には、質の高い教育プログラムを提供し、他の施設との明確な差別化を図ることが求められます。
ECCジュニアは、実績ある「英語塾」と「アフタースクール」を組み合わせることで、その両方を実現します。質の高い学びの場を提供したいとお考えの方は、本記事でご紹介した内容をぜひ参考にしていただけますと幸いです。
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