英語を教えることは、単に言語を教えるだけでなく、異文化理解を深めたり、コミュニケーション能力を高めたりする側面もあるため、生徒の人生を豊かにするお仕事です。
また、英会話講師と一口に言っても、働き方はさまざまです。「英会話スクールに所属する」「オンラインでレッスンを行う」「フリーランスとして活動する」など、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択できます。教える対象は、子どもから大人まで、また初心者から上級者までと幅広いので、自身のスキルに合わせて仕事を選択することが可能です。
この記事では、英会話講師を目指す方法から、必要な資格やスキル、向いている人の特徴まで、丁寧に解説します。
1.英会話講師とは?
英会話講師とは、英語を母語としない人に対して、会話を中心とした英語コミュニケーション能力を育成する指導者です。グローバル化が進む現代において、ビジネス・旅行・留学・日常生活など、さまざまな場面で英語を必要とする人が増えており、英会話講師のニーズも高まっています。
英会話講師の仕事内容は多岐にわたります。生徒のレベルや目的に合わせたレッスン計画の作成・教材の選定・授業の実施・生徒の進捗管理・学習相談などが主な業務です。レッスン形式も、グループレッスン・マンツーマンレッスン・オンラインレッスンなどさまざまです。
なお、ECCジュニアの英会話講師(ホームティーチャー)の場合、自分のライフスタイルに合わせてレッスンを設定できます。指導経験がなくても英会話講師一人ひとりに担当スタッフが付き、充実した研修制度もあるため、安心して英会話講師の仕事を始めることが可能です。
2.英会話講師になるにはどんな方法がある?
英会話講師になるのに特別な学歴や資格は必須ではありませんが、英会話スキルはもちろん、基本的な文法力、語彙力、何よりコミュニケーション能力が一般的に求められます。
ここからは、「英語を教える先生」という視点も取り入れながら、英会話講師になる方法を紹介します。
2-1.自宅などで英会話教室を開く
自宅などで英会話教室を開く方法は、個人事業主として開業するのが近道です。例えば、ECCジュニアの英会話講師(ホームティーチャー)のように、自宅の一室やテナント、地域の貸会場などを利用して教室を開設し、子どもたちに英語を教える働き方があります。
英会話教室を開いて働く大きな魅力は、子どもたちの成長を間近で見守りながら、自分自身も成長できることです。「英語が好き」「子どもが好き」という方にとって、非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。ECCジュニアの英会話講師の場合、中学3年生修了程度の英語力があれば、特別な資格は必須ではありません。
また、ライフスタイルに合わせてレッスンを設定できるので、フルタイムのお仕事や家事・育児と両立を図ることが可能です。充実した研修制度をご用意していますので、未経験でも安心して英会話講師として活躍できます。
2-2.英会話スクールに勤務する
英会話スクールには、大手チェーンから地域密着型の小規模スクールまで、さまざまな規模が存在し、それぞれに特徴があります。英会話スクールに勤務するメリットは、研修制度が整っている場合が多く、未経験者でも安心して指導方法やカリキュラムについて学べる機会がある点です。また、生徒の募集やカリキュラム作成、事務作業などをスクール側が行ってくれるため、講師はレッスンに集中できる環境が整っています。
資格については、勤務先のスクールや受け持つクラスによりますが、一般的には英検®準1級、またはTOEIC®L&R TEST850点以上の英語力が求められる場合があります。
2-3.オンライン英会話に登録する
オンライン英会話講師は、インターネットを利用して英会話レッスンを提供する働き方で、時間や場所に柔軟性を持たせられる点が魅力です。自宅で仕事ができるため、通勤の負担も軽減されます。世界中の生徒とつながれるのもオンラインならではの利点です。
ただし、インターネット環境やパソコンなどの機材は、基本的に自分で用意しなければなりません。また、生徒とのコミュニケーションはオンラインに限られるため、対面でのコミュニケーションに比べて難しさを感じる可能性もあります。応募資格はプラットフォームにもよりますが、英検®準1級以上、TOEIC®L&R TEST750点以上などが挙げられます。
2-4.インターナショナルスクールに勤務する
インターナショナルスクールは、主に外国籍の子どもたちや、国際的な教育環境を求める家庭の子どもたちを対象とした学校で、英語で授業を行います。インターナショナルスクールでの仕事は、英語を教えるだけでなく、子どもたちの日常生活のサポートや、異文化環境での適応を助ける役割もあります。例えば、給食の準備や子どもたちのお世話、外国人講師の補助、保護者とのコミュニケーションなど、業務内容はさまざまです。
保育士資格や幼稚園教諭免許、看護師資格などを持っていると優遇される場合もありますが、これらの資格が必須というわけではありません。インターナショナルスクールによっては、高度な英語力は必須ではなく、子どもへの教育の熱意を重視しているところもあります。
2-5.家庭教師になる
英会話以外の授業も含みますが、英語の先生として、家庭教師になるのも1つの方法です。家庭教師は、生徒一人ひとりの学習ニーズに寄り添い、きめ細かい指導ができるのが特徴です。生徒の自宅やオンラインでマンツーマンレッスンを行うため、生徒との距離が近く、成長を間近で見守れます。
中学生や高校生を対象とする場合は、高校卒業レベルの英語力があれば指導可能とするケースが多いです。
2-6.塾の講師になる
家庭教師と同様、英会話以外の授業も含みますが、塾講師になる方法もあります。主に小中高生を対象とし、学校の授業の補習や予習、定期テスト対策、高校受験や大学受験に向けた受験対策などが中心となります。
塾講師になるための資格は塾によって異なりますが、応募要件となる学歴は大学卒や短大卒・専門学校卒が一般的で、未経験者歓迎としているケースもあります。
3.英会話講師になるには資格やスキルが必要?
英会話講師になるのに特別な資格やスキルは必須ではありません。また、指導対象によって必要となる英語力は大きく異なります。以下は、その一例です。
- 幼児・小学生・中学生が対象の場合
中学卒業程度の英語力があれば、基本的な文法や単語、簡単な日常会話を教えることは可能と言えるでしょう。 - 高校生が対象の場合
高校卒業程度の英語力、またはそれ以上の英語力が必要になります。 - 大人が対象の場合
ビジネス英語、TOEIC®L&R TESTなどの試験対策を教える場合は、英検®準1級以上、または相応の英語力が求められることが多いです。
3-1.英会話講師になるのに有利になる資格
英語力を証明できる資格を持っていると、採用試験の際に有利になる可能性があります。以下は、代表的な資格です。
英検® | 日本国内で広く認知されている英語の検定試験です。聞く・話す・読む・書くの4技能を測定し、5級から1級までのレベルに分かれています。 |
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TOEIC®L&R TEST | ビジネスシーンや日常生活における英語コミュニケーション能力を測定する試験です。リスニングとリーディングの2つのセクションで構成されています。 |
TOEFL® TEST | 主に英語圏の大学や大学院への留学を希望する人を対象とした試験です。聞く・話す・読む・書くの4技能を総合的に測定します。 |
IELTS | イギリス、オーストラリア、カナダなどの英語圏への留学や移住を希望する人を対象とした試験です。 |
4.英会話講師が向いている人
英会話講師に向いている人の特徴はさまざまありますが、「英語力」「コミュニケーション能力」「人間性」の3つの要素は重要と言えるでしょう。英語力についてはネイティブに近い会話力や、文法、語彙力、発音などを身につけていると、就職先の候補は多くなります。
一方で、ECCジュニアのように、幼児から中学生を対象に教える場合では、中学3年生までの基礎的な知識があれば、教員免許など特定の資格の有無は問われないケースもあります。子どもが好きで英語が好きな方や、生徒の気持ちに寄り添って教えられる方は、英会話講師(ホームティーチャー)に向いているでしょう。
英会話講師は、子どもの成長をすぐそばで見守れる、大きなやりがいのある仕事です。ECCジュニアでは英会話講師を募集していますので、具体的なことは決まっていなくても、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
英会話講師になるには「自宅などで英会話教室を開く」「英会話スクールに勤務する」「オンライン英会話に登録する」などの方法があります。その中でもECCジュニアの英会話講師(ホームティーチャー)は、自宅やテナント、貸会場を教室として、子どもたちに英語を教える仕事です。子どもたちの成長を間近で見守ることができ、また自身も講師として成長し続けられる英会話講師の仕事は、大きなやりがいを感じられるでしょう。
ECCジュニアでは、英会話講師を募集しております。説明会参加者の約6割は子育て中の方で、家事・育児と両立を図りながら英会話講師として活躍されている方が多数います。「子育てをしながら働きたい」「英語関連の仕事に携わりたい」など、少しでもご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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